人気漫画に出てくる「デザイナーズチェア」紹介します①
今回はデザイナーズチェアのお話をしたいなと思います。
というのも、スパイファミリーという漫画ご存じですか?この単行本の表紙が毎度デザイナーズチェアなんですよね。
連載開始から読み込んでいて単行本が発売された時の衝撃が懐かしいです。
個人的には単行本の色味や、チェアの使い方がとても素敵だなあ、、、と。
一巻から順番にゆっくり椅子の話ができたらいいなと思っております。
LC2:1巻

椅子名:LC2 Grand Confort(LC2 グラン コンフォール )
デザイナー:ル・コルビュジエ、ピエール・ジャンヌレ、シャルロット・ペリアン
勉強していてもよく出てくるこちらのメジャーなデザイン。
ル・コルビュジエの名前で有名かもしれませんが、実は共同作なんです。
華奢なスチールパイプとレザーの質感が高級感を漂わせていますよね。モダンかつシンプル、肉厚のクッションをはめ込んだだけでスタイリッシュ
一人掛けから三人掛けとサイズも豊富で、取り入れやすいデザインのように思います。
東京都にある、国立西洋美術館の本館では実際にこの椅子に座ることができます。
この建築物はル・コルビュジェの設計でもあるため、二倍コルビュジェが楽しめるという贅沢、、、、
機会があればぜひ!
マシュマロソファ:2巻

商品名:Marshmallow Sofa(マシュマロ ソファ)
デザイナー:ジョージ・ネルソン
ジョージ・ネルソンといえば、かの有名なハーマンミラー社ですね。
今回は黒色を基調に掲載していますが、バリエーションとしてはカラフルなものもあり、当時では珍しいポップで遊び心のあるチェアだったそうです。
名前からも遊び心が伝わってきますね。生地もバリエーションによって違うんだそう。
このチェア個性的すぎるのですが、表紙を飾っているキャラクターも個性的なので何ともマッチしているようにも感じました。
マシュマロチェアの色違いが展示されているということで話題となっているのは、埼玉県近代美術館。
様々なデザイナーズチェアが展示されたり、実際に座れたりローテーションが組まれているとのうわさも。。。
ラ・シェーズ:3巻

商品名:La Chaise(ラ・シェーズ)
デザイナー: チャールズ & レイ・イームズ / イームズ
このデザイナーさんの中で一番といえるほど、芸術性の高い逸品として知られています。
まるで彫刻作品のような姿に、椅子というよりオブジェのようにも見えますね。
個人的には意外性がありつつも、質感から上品な印象を受けました。
今回常設展示をしている情報は手に入れれなかったのですが、ここ二年だと伊勢丹新宿店で期間限定イベント「Eams Office: 80 Years of Design」であったり、武蔵野美術大学で「みんなの椅子 ムサビのデザイン」での展示がありました。
スパイファミリーを通して
まずは三巻分でした!
高価であまり関わる機会のないデザイナーズチェアも漫画という手に取りやすい形で姿を見ることができるってちょっと親近感わきますよね。
本編中にも椅子が出てきたりしているので、私としてはダブルで楽しい気分。
どういう意図があって描かれているかなどはわかりませんが、たくさんの方の目に入る環境がうれしいなあ。。。
次もご紹介します!!お楽しみに!!!